フォトジャーナリスト 大石芳野さんのお話を聴いて??印象記

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大石芳野さんの紹介
東京生まれ 日本大学芸術学部写真学科卒業 東京工芸大学教授 日本写真家協会会員 日本文化人類学会会員 日本ペンクラブ会員 他
1976年以降の主な著作品 「ベトナム凛(凛)と」(講談社) 「子ども戦世のなかで」(藤原書店)など
受賞歴 1982年 日本写真協会年度賞 「無告の民」にて 2001年 土門拳賞 「ベトナム(凛)と」にてなど多数受賞
 
 
 
講演をする大石芳野さん
 
 
 
 購入した大石芳野さんの写真集「子ども―戦世のなかで」を手に大石芳野さんと記念の一枚
 2月22日、フォトジャーナリストの大石芳野さんの、「カメラを通して世界を見つめる」というテーマの講演を聴きました。大石さんは、なぜドキュメンタリー写真を撮るようになったか、世界各地の戦場の子どもたちと接して感じたことや今の日本の現状などについて講演されました。

 すこし私の印象に残ったお話と感じたことを紹介します。
 まず、フォトジャーナリスト大石さんが「動画でなく写真にこだわっている」と言われたことでした。インパクトのある動画より動かない、1枚の紙、音の出ない写真のほうがインパクトがある。それは、観る人がじっくりと(写真と)向き合ってくれる、いつまでも観ていられる、たくさんの想像をしてもらえる。また、「白黒写真が好き」で、それは色が無いだけに想像力が膨らむ。心の奥を感じて欲しいと思ったというお話でした。
 写真と白黒の共通点は、「想像力」でした。お話を聞いて私は、自分の考えを相手に押し付けるのではなくどれだけ相手に考えてもらえるかそうゆうスタンスが大切ですよと訴えられているように思いました。(たくさん反省)

 大石さんの最初から最後まで、声高に訴えるのでなく事実をありのままに淡々と語る姿は、とても爽やかでした。「普通の生活を壊される人たちのことをじっくりと考えたい。考えてもらいたいと写真を撮っている」と語り、スライドで映し出された、枯葉剤によって3世代にわたり苦しめられているベトナム、不発弾による被害の絶えないラオス、コソボ、アフガンの子どもたちの表情や破壊されたまちの様子をみて大石さんの言葉の重みを感じました。  大石さんが、「日本の子どもたちがとても暗い。この暗さはなんだろう」、「日本は60年間戦争をしていない。しかし、戦のイメージの漂う雰囲気を感じる」、「親が子どもを殺す、子どもが親を殺す、子どもが子どもを殺す。とんでもない社会になっているような気がする」、「ここ10年、3?4年特に。先進国でこんなこと日本だけ」と今の日本への憂いと問題を研修会の参加者へ投げかけられました。
 最後になりますが、「憲法」とか「9条」という言葉を一言も喋らないでしっかりと平和の大切さを訴える大石さんの講演から私はたくさんのことを学ばせてもらいました。

 河北市議会議長会(枚方市・交野市・寝屋川市・四条畷市・大東市・守口市・門真市)主催の第26回議員合同研修会の講演を聴いて。

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このページは、亀井あつしが2006年2月 3日 16:20に書いたブログ記事です。

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