足立区の「学力テスト問題」について視察?

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 22日の午前中、足立区役所日本共産党控え室で、針谷みきお党政調委員長から詳しく説明をしてもらいました。説明を受けた後、路線バスで、区役所から鹿浜農業公園、西新井から竹ノ塚経由で都営花畑団地、桑袋ビオトープ公園と区内を巡り、足立区を肌で感じて帰路につきました。


印象に残った点について少し紹介させていただきます。

?学校選択の自由を強調⇒財政負担を軽減するための学校統廃合が目的
 例えば、クラブ活動の強い中学校に人気が集中 1学年の定員320人に対して500人が希望する。一方で、140人に対して40人しか募集がない中学校が生まれ。このような結果、生徒の集まらない学校を廃校にしていく。

?充分な検討も無く「2学期制」を導入⇒実質4学期制に
 4月から10月中旬が前期、10月中旬から3月までが後期となったが、高校進学の内申書の関係で、前期の中間、後期の中間の時期に試験をおこない結果を通知簿に準ずるものとして発行している。後期の始まる前に準備の為に、3日間学校が休みになる。実質4学期制になって学校現場は従来より忙しくなった。

?コミュニティ?スクール(地域運営学校)の問題点が浮き彫りに
 学校理事会制度が導入された五反野小学校では、これまで教育委員会が教育全般について責任を持っていたが、同制度が導入されカリキュラムや人事権が理事会にゆだねられ、学校運営の権限が強まった。

?23位ショックと点数至上主義による学校の序列化――学力テスト不正事件の温床
 区内の小中学校それぞれ下位10校を教育長が直接呼出し、学力向上に向けた具体的数値目標などを提出させるなど義務付けした。
 厳しい詰めが行われた結果、各学校で過去に出されたテスト問題を繰り返し子どもたちを対象に実施、教師が答案用紙の正解を指さしをする、平均点を上げる為にテストを受けなくて良い基準?様々な事が・・・
 その結果、子供たちの心に傷をつけ、「俺たちはバカ!」「ビリ学校・・・」と自らにレッテルを貼る。「みんなが行きたく無い学校に行かなければならない」そんな気持ちを持つ子供たちが増えたそうです。

?真の教育を目指して立ち上がる先生
 学力テスト不正事件を引き起こした校長は、東京都教育委員会の研修センターへ行かされたそうです。校長を追い込んだ元教育長は責任逃れに終始しています。
 現場の声を聞かない、一方的な教育長など教育委員会の姿勢に対して内部告発がおこなわれ学力テストにおける様々な不正事件が明らかになった。
 区教育委員会は、「学力は数値で計れるもの」と言っているが、ある校長は、「学力の定義は数値で見られない」「学力テストは、高校受験に役立つものでなく、親が考えているものと異質で、必要の無いもの」と言われている。

?現在の到達点―少人数学級学校現場
 東京都教育庁に対して、足立区は「少人数指導に伴う教員数増についての協議」を求めています。

?学力テストの「順位公表、予算に差をつける」ことを、止めさせた教職員組合と党区議団の連携
  学力テストの結果公表や学校予算に格差をつけて競争をあおる教育の是正を求め議会と教職員組合が連携して区民に訴え、学力テスト不正事件を摘発し、議会や行政を動かしてきた。
 議会での論戦を通じて、180度態度を変更した与党。自民党は、過度な競争をあおったことを決算委員会で反省。公明党は、学力テストに参加していない犬山市を評価し、北欧の教育を紹介。
 区教委は、競争をあおった公表の仕方をやめ、学校配布予算に格差をつけることをやめることを表明。しかし、方針は転換したが、認識は不十分。引き続き注視していくことが大切なようです。

 足立区で学んだ「学力テスト」をめぐる様々な教訓について、門真の子ども達の将来に役立つように、門真の教育行政の実情にあわせて活かしたいと思いました。

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このブログ記事について

このページは、亀井あつしが2007年11月26日 15:10に書いたブログ記事です。

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