静かに始まり、静かに伝え、静かに終わる、「無言館」の成人式
亀井「カメちゃん、5月4日、長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館『無言館』の成人式の見学をしました」
カメちゃん「なんなん『無言館』の成人式て?」
亀井「今年で、6回目になるんやけど、この美術館に展示されている、志半ばで戦地に散った画学生たちの絵の前で、記念すべき二十歳の門出を迎える成人式やねん」(『無言館』第6回成人式へのお誘い」参照)
カメちゃん「どんな中身やったん?」
亀井「美術館の職員の人が司会をして、ゲストにマラソンランナーの有森裕子さんがメッセージを、画家の水村喜一郎さんが絵葉書を、28人の全国から(大阪をはじめ関西からもたくさん)参加した成人に一人ひとり手渡しをしてました」「そして、無言館の館主窪島誠一郎さんが『無言の詩(うた)』の朗読」「黒坂黒太郎さんのコカリナと矢口周美さんの歌とハープ演奏がありました」「お誘いの文章にもあったけど『形式的な式でない』、静かに始まり、静かに伝えたいメッセージをシッカリ伝え、静かに終わる、そんな成人式でした」
カメちゃん「なんで又、その成人式に参加したん?」
亀井「テレビで窪島誠一郎さんが、無言館の成人式の話をしたはったんよ」「たまたま、次の日に、みんなで話をしてたら同じテレビを見てた人がいて、『いっぺん見学に行こか!』ということになって、私の家族全員と友達4人の8人で行くことになったんよ」
カメちゃん「いつも聞くけど、感想はどうやったん」
亀井「金メダリストの有森さんが、『自分から考えを発しないと誰も振り向いてくれない』と言われたんが心にズシリときたわぁ」「『黙ってても誰かが何とかしてくれる』なんて思たらえらい事になる、同時に、自分の考えをシッカリ持って、流されることなく自分をアピールしないとダメですよと言うことやと思いました」
カメちゃん「水村さんのメッセージは?」
亀井「画家の水村喜一郎さんは、ユーモアとピリッとした内容の、厳しい人生を歩んだ人でないと言えん話やった」
カメちゃん「亀井さんの好きなそうなタイプの人やなぁー、それは」
亀井「そやねん」「水村さんの話は、カマシから始まりました」「『いい話は、手短にするもの』『長い話にろくなものは無い』と言われたんよ、ビクッとしてん、自分のこと言われたみたいに思いました」
カメちゃん「面白そうな人やね」
亀井「『考えるだけではダメ!行動することが大切』『二十歳の時、生きるか死ぬか考えた』『そして、死ぬのではなく、生きていくことを決めた』」「そして、『自分の置き所を考え、お互いに一生懸命に生きようよ』と淡々と言われたんよ」
カメちゃん「黒坂黒太郎さんと矢口周美さんは、ご夫婦なん?」
亀井「その通りです」「息のピッタリあった演奏でした」
カメちゃん「オカリナと違うのん?」
亀井「オカリナは、一般的に土を素焼きにした楽器で、コカリナは、ハンガリーで生まれた、木で出来たオカリナやそうなんよ」
カメちゃん「感想は?」
亀井「温かみのある、染み渡るような、うまい事言えんけど深みのある歌と演奏でした」「矢口周美さんのアカペラとハープも良かったよ」「『鳥の歌』のCDを持っているけど、恥ずかしいけど、今回はじめて意識して聴きました」
カメちゃん「そらアカンがな」
亀井「もういっぺん、家で『鳥の歌』聴きなおします」
カメちゃん「窪島さんの詩の朗読はどうでしたか」
亀井「もちろん詩の朗読もあるけど、それより、この『成人式』に流れる窪島さんの平和への想いを感じた」「この『成人式』に触れることが出来てよかった」
