「姫路レンコン」の産地を訪ねて

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 11月13日、都市化の進むレンコン生産地の現状を知ることを目的に、兵庫県姫路市大津区へ調査に行ってきました。日本共産党姫路市会議員団の大脇和代議員団長に紹介してもらい、姫路市大津区勘兵衛在住の「姫路レンコン」生産者の原田房男さんのハス田にお邪魔しました。 原田さんは、忙しいにもかかわらず、私のためにわざわざ「水掘り」をしてくださいました。そして、レンコンを収穫した後、「姫路レンコン」の歴史や栽培、収穫など詳しく説明をしていただきました。

 原田さんのお話と、日本共産党姫路市会議員の大脇和代議員団長が発行されている民報「清流」の記事を参考に「姫路レンコン」の紹介をさせていただきます。

(1)「姫路レンコン」の歴史  大津区勘兵衛は、江戸時代に干拓された所で、横田富太郎氏が明治後期に中国より種ハスを取り寄せて以来90数年の歴史があります。新田で泥湿という悪条件を、逆に利用したレンコンを栽培されたそうです。(河内レンコンと、共通しています)これまでは、「大津レンコン」の名称でしたが、最近「姫路レンコン」となりました。

(2)栽培に関する事柄  「めいけ」という比較的浅いところで栽培できる品種を栽培。土質は、砂壌土。収穫は、早稲、中生、晩生と年間3回。肥料は、1反当たり 生石灰?25k×35袋  化成肥料?20k×30袋  焼き鶏糞?200k 以上反当り10万円の経費が必要で、この間の原油高の影響で肥料代が40%アップ。

(3)収穫方法・出荷先  1973年から、水圧を利用した「水掘り」を取り入れた。泥田でないため、洗いの必要がなく、節と節の間の根を小刀で取った後収穫コンテナへ。金気の少ない土壌なのか、肌が白い。出荷先は、姫路の卸市場、JAの朝市などほとんど地元で消費されているそうです。

(4)試食の感想  原田さんから頂いた「姫路レンコン」を自宅に戻り、「レンコン饅頭」にして食べましたが、「河内レンコン」よりは粘りが少なく感じました。おすそ分けした方が、天ぷらにすると、「河内レンコン」のようなモチモチ感があったと述べられていました。

(5)産地を訪問して  はじめに記述しましたが、都市化が進み2002年に40軒前後あった生産農家が、現在30軒になっているそうです。門真と比べれば格段にハス田が残っていますが、街区の整理が進んでいるのか、「宅地の中にハス田がある」そんな感じを受けました。

私の、レンコン産地調査を快くお受けいただいた、原田房男さんと大脇和代議員に心から感謝申し上げます。


「姫路レンコン」の収穫風景をご覧ください

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「水掘り」に使用するホースの水圧を見せていただいています ホースを土の中に入れ水圧で泥を除いてレンコンを収穫しているところ 掘り出したレンコンを田舟(右側の四角い箱型のもの)
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生産者の原田さんに、説明を受ける私(右端) 収穫したレンコンの根を、小刀で切っている 僅か10分くらいで、収穫されたレンコン
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今回、「姫路レンコン」の歴史や栽培、収穫などについてとても詳しく説明をしていただいた原田さんです。原田さんは、姫路の製鉄工場を定年後、お父さんの土地を受け継ぎ専業農家になり10年目を迎えたました。 田舟からレンコンをプラスチック製の収穫カゴに移しかえ、軽トラックに備え付けたクレーンで、荷台に載せます。 「姫路レンコン」の生育過程や1株のレンコンでどれだけ収穫できるかを研究した内容について記録した写真をパネルにしたもので説明を受けました。原田さんの栽培研究で、これまで1株から収穫出来るレンコンは、27本といわれていましたが、57本のレンコンが収穫出来たとのことでした。
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「水掘り」をするまで使用されてきた備中鍬ですが、門真で使われている鍬のように扁平ではなく細身のものでした。 ハス田の上空には、レンコンを鴨から守る為のカスミ網がかけられていました 多くのハス田は、住宅に囲まれたところが多く見受けられました

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このページは、亀井あつしが2008年11月19日 23:34に書いたブログ記事です。

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