渡良瀬川の治水対策「遊水池」を視察

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2010083東部治水視察 1.jpg  8月3・4日、東部大阪治水対策促進議会協議会の管外視察に行ってきました。(昨年の視察先

 今回の視察先は、国土交通省関東地方整備局利根川上流河川事務所が管轄する、「渡良瀬遊水池」と「わたらせ川のふれあい館『せせら』」に行きました。

 1日目の視察先である「渡良瀬遊水池」は、全体で33k?、容量171.8百万?あり、日本最大の「遊水池」です。(昨年視察した、岩手県の「一関遊水池」は、14.5k?、容量124.5百万?)

2010083東部治水視察2.jpg  もともと沼地や湿地帯であり、昔から洪水常襲地帯で1910年から改修工事を始めたそうです。
 「周囲堤(しゅういてい)」で3つの調節地を囲み、「越流堤(えつりゅうてい)」・「囲続堤(いぎょうてい)」で濁流を誘導し、調節地内にたまった水は、「池内水路(ちないすいろ)」⇒「排水門」となる仕組みになっています。

 「これまでに、遊水池を超える水量となったことはあるか」と遊水池の現場を案内していただいた職員の方に尋ねましたが、「最大値の半分を超えた事はない」とのことでした。

2010083東部治水視察3.jpg  同施設の一部であるハート型をした「渡良瀬貯水池」は、想像以上で北海道の釧路湿原を思い出す程の規模でした。説明パンフレットによると面積は、東京ドーム約100個分、総貯水容量東京ドーム約21杯分、年間補給量東京都民全員の約25日分(一人一日260?として)






 
2010083東部治水視察4.jpg  2日目は、栃木県足利市にある「わたらせ川のふれあい館『せせら』」の視察をしました。

 1947年9月のカスリーン台風(キャサリン台風)によって利根川流域は、数日の雨により地盤が緩み、2日間の集中豪雨で山間部では大規模な土石流、平野部の渡良瀬川などは堤防の越水・決壊により、死者・行方不明者は約1100人にものぼったそうです。

 「せせら」周辺は、最大の被害を受けたところで、堤防の決壊によって約300人の尊い命が奪われました。

2010083東部治水視察7.jpg  河川事務所の職員の方から、カスリーン台風によってどの箇所がどのような被害を受け、対策としてどうゆうことに取り組んできたか詳しく説明を受けました。また、渡良瀬川の治水・砂防事業の重要性や、河川にまつわる歴史、周辺環境の豊かな生態系などについても詳しく聞くことが出来ました。

 左の写真が、元々の渡良瀬川です。写真の中央の棒(アンテナ)の周辺の雑木林辺りが決壊したそうです。左下の写真は、「岩井分水路」といって本流が溢れた時に流れ込む遊水池です。子ども専用の市民プールやサッカーグランドが写っています。

2010083東部治水視察5.jpg 2010083東部治水視察6.jpg  「せせら」には、子供たちに評判の「土砂災害実験」など工夫された展示物がたくさんありました。

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このページは、亀井あつしが2010年8月 9日 16:55に書いたブログ記事です。

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